中国メディア・東方網は8月31日、サッカー日本代表が2022年ワールドカップアジア2次予選メンバーを発表したことについて「日本の高い目標は、もしかしたら本当に実現してしまうかもしれない」とする記事を掲載した。

 記事は、日本代表の森保一監督が8月30日に同予選メンバー23人を発表したと紹介。
メンバーの内19人が欧州のクラブ所属というのは過去最高であり、メンバー全員の「お値段」の合計が約9300万ユーロ(約109億円)と、ソン・フンミン選手1人で7000万ユーロ(約90億円)の価値を持つ韓国の1億1900万ユーロ(約1390億円)に次いでアジアで2番目であると伝えた。

 また、メンバー発表後に日本サッカー協会が22年W杯の目標についてベスト8入りを掲げるとともに、長期的な目標として2050年ごろまでにW杯を1度開催するとともにW杯で優勝する構想を示したと紹介している。

 記事は「アジアのチームにとってW杯で好成績を収めるのは簡単なことではないにも関わらず、日本が積極的に将来W杯で優勝すると宣言したことは、十分なやる気の表れなのか、『痴人の寝言』なのか」と疑問を提起した。

 そのうえで、日本政府が2001年に科学教育計画を発表し「50年以内にノーベル賞受賞者を30人輩出する」と宣言したことに言及。当初はこの実現を信じる人はほとんどいなかったが、昨年時点までの18年間ですでに18人の日本人がノーベル賞を獲得していると伝えた。

 そして、「サッカーにしろ研究分野にしろ、日本の教育の成果は光輝いている」とし、サッカーにおいても不可能と思われていたことが現実になる可能性があるとの考えを示すとともに、永遠のライバルとして、中国も日本の姿勢を積極的に学ぶ価値があると結んでいる。
(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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