記事がこの疑問を示しているのは、急速な経済発展を遂げてGDPでは世界第2位となった中国が開発途上国であるのに対し、経済成長が停滞している日本が先進国とされているからだろう。記事はまず、先進国とは一人当たりGDPが2万ドル以上の国とされていると紹介。2018年に日本は約4万ドルだったが、それでも世界順位では26位だと指摘した。米国の一人当たりのGDP6万2500ドルにも遠く及ばない。
しかし記事は、日本の実力を知るには一人当たりのGDPの数字だけでなく、総合的に見る必要があると指摘、3つの分野から分析すべきだとしている。
2つ目は、「人口の多さ」だ。日本の一人当たりのGDPの順位は、先進国としては後ろの方になるが、それは人口が多いためだと指摘。先進国の中では、米国を別にすれば1億人を超える国は日本だけだという。
3つ目は、「科学技術」で世界をリードしていること。
このように総合的に見ると、日本は先進国の中でも実力ある国の1つと言えると記事は結論付けている。GDPだけを見るなら、中国は世界第2位の経済体だが未だに開発途上国だ。やはり日本は総合的な実力を持った先進国と言えるだろう。
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