中国メディア・東方網は24日、日本人の温和さは個々のモラルというよりも、社会全体の雰囲気の下で生じているものであるとする記事を掲載した。

 記事は、近年ますます多くの中国人が日本旅行に出かける中で、多くの人が大声で騒がない、秩序を守るといった日本人の温和さに深い印象を覚えるとした。


 そして、日本人の穏やかさが最もよく表れるのが電車の中であると紹介。日本の電車の車内は非常に静かであり、乗客がみんな静かに新聞や、本、スマートフォンを見ていて、たまに小さな声で会話をする人がいるくらいだと説明した。また、商店でも病院でもエスカレーターでも日本人は静かに列に並び、列に割り込むような光景も見られないとしている。

 そのうえで「日本人は非常にモラルが高いという人が多いが、日本人のこのような行動はモラルの高さによるものではなく、特定の社会の雰囲気によって生じているものなのだ」と説明。日本人は小さいころから「公共の場で大声を出してはいけない」、「列に並ぶべき時には自覚的に並ばなければいけない」といった教育を施されており、それが社会の雰囲気、社会環境として形成されているのだとの見解を示した。

 記事は最後に、中国も日本同様に「社会が発展すれば、徐々に礼儀正しくかつ穏やかになっていくはずだ」とした。
(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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