中国メディア・東方網は25日、日本のサッカー博物館を訪れて、中国のサッカーは全面的に日本に後れを取っていることを感じたとする記事を掲載した。

 記事は、18日に鹿島で行われたアジアチャンピオンズリーグ準々決勝の鹿島アントラーズ―広州恒大を観戦後、帰国する前に東京の日本サッカー協会本部近くにある日本サッカーミュージアムを訪れたと紹介。
約2時間の参観の中で非常に多くの感慨を覚えたとした。

 そして、最も深い印象を覚えた点として、館内に存在するあらゆる空間、階段やコーナー、天井板など全てのものが展示に有効利用されている点を挙げ、至る部分で日本のサッカーに関連する要素を感じ取ることができたと伝えている。

 一方で、中国では同ミュージアムに匹敵するようなサッカー博物館はなく、サッカー文化のさらなる普及に向けてこのような施設を作ろうという気概もないと指摘。「この点こそ日本と中国の間にある真の差であり、最も恐ろしい部分なのである」と論じた。

 記事は、18日の試合で鹿島をアウェーゴール差で破り準決勝進出を果たした、同大会で2度の優勝経験を持つ中国スーパーリーグの広州恒大といった中国の名門クラブがまずは行動を起こし、サッカーミュージアムを作るべきだとした。そして、そこから日本の同ミュージアムのような国レベルの博物館づくりを進めるべきだと主張している。
(編集担当:今関忠馬)


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