どんどん進化している日本の高速バス。時間と費用を節約できるだけでなく、乗り心地の良さも追求されており、快適な移動手段へと変化を遂げている。
中国メディアの今日頭条は26日、日本の豪華な高速バスを紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、中国人の高速バス離れが加速していると紹介。崖から転落するなどの事故が相次ぎ、別の方法で移動するのに「一日待ってもかまわない」ほど敬遠されているという。高速鉄道の発展も高速バスの需要を大きく引き下げていると言えるだろう。

 この点、日本の高速バスはずいぶん異なっていると言えるようだ。記事は、「高速バスの概念を破った」と絶賛。
乗車時間はただただ我慢する「辛い」イメージから一転、「楽しむ空間」に変わっていると伝えた。

 例えば、3列シートが増え、座席同士が離れていたりカーテンで仕切ることでプライバシーが守られ、よりしっかりと休息をとれるように工夫されていると紹介、「移動しながら休める」と感心している。そればかりか、内装も美しく「すでに乗り物の域を超えて美学になっている」と称賛。電動マッサージ付きシートやミラーを付けた女性向けの車両や、力士でも乗れるゆとりを売りにした車両もあると感心している。もちろんトイレも完備され、おしゃれで広々とした洗面スペースはまるでホテルのようである。
 
 記事でも指摘されているが、日本の高速バスは、もはや「乗り物の域を超えている」と言っていいだろう。
寄せられたコメントを見ると、「中国の高速バスは地獄」、「中国では運転手に誰でもなれて安全性が低く、できるだけ乗らないようにしている」と中国の高速バスに失望を示す意見が目立ったほか、日本の高速バスを、「中国の高速バスが、高速鉄道に競争して生き残るための道しるべ」という意見もあった。

 中国では長距離の高速バスは高速鉄道より料金が高く、しかも汚くて臭くて危険とのイメージが強いので、高速バス離れは必然と言えるだろう。生き残りをかけるならば、日本の高速バスから多くを学ぶと良いだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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