中国メディアの今日頭条は8日、この高速鉄道計画について紹介し、自画自賛する記事を掲載した。記事によると、この計画は2020年に着工予定で、総延長距離77キロのうち、海底トンネル部分16.2キロを含む約70キロの線路を新設する計画だという。最も深い所では海底78メートルに達する見込みで、「完成すれば世界初の海底高速鉄道トンネルになる」と期待を示した。
このプロジェクトで注目されるのは、その工事の難しさだという。浙江省の海岸はまっすぐではなく、海底の深さも一般の海域よりも深く、海底トンネル工事には困難が予想されると紹介。
もっとも、中国で高速トンネルの計画が持ち上がったのはこれが最初ではない。記事は、遼寧省大連市と山東省煙台市間の約160キロメートルを結ぶ大連・煙台(えんたい)海底トンネル構想もあると紹介した。
中国ではほかにも、中国本土と台湾・台北を高速鉄道で結ぶ壮大な計画が報じられたことがある。台湾本島まで約130キロの海底トンネルを掘る構想だが、こちらも現実的に考えて実現はかなり難しそうだが、中国のインフラ建設の熱は、まだまだ続くようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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