記事はまず、中国の渋滞がいかに深刻であるかを紹介。主要道路が混んでいるのは当たり前で、特に大都市ではすでに常態化しているという。新型コロナウイルス対策で都市封鎖を実施した後は、空気がかなり良くなったというのも、普段は渋滞によってどれだけ環境が汚染されているかを物語っていると言えるだろう。
では、なぜ日本では中国のような渋滞が見られないのだろうか。記事はそのカギは「立体駐車場」にあると分析。日本には立体駐車場が多く、二階建ての小さなものからパーキングビルまで大きさも様々あると紹介した。中国の駐車場はたいてい建物の地下にあるだけで、駐車台数に限りがあるため、「休みの日はいつも満車」だと指摘している。
日本で渋滞が少ない別の理由として記事は、「運転マナーが良いこと」と関係があると分析。駐車違反によって事故を誘発することもなく、追い越し車線でノロノロ運転する人もほとんどいないほか、車線変更時には事前にウインカーを出すと紹介した。これは日本では当たり前のことだが、記事の中国人筆者はいたく感心している。中国ではウインカーを出さずにいきなり割り込む人が多く、車線を全く無視して走行する危険運転も少なくないからだろう。