中国メディア・東方網は12日、陝西省西安市にある古いお寺に日本人が寄贈した1000株の桜の花が満開になったと報じた。

 記事は、同市にある仏教八代宗派の1つである密宗のルーツであり、日本の真言宗のルーツでもある青龍寺は、長きにわたり日本と中国による深い友情の交わりあいを見てきたと紹介。
804年に第17次遣唐使とともに唐に渡った空海がこの寺で修行を積み、帰国後に真言宗を創設したと伝えている。

 そして、1985年には日本人が青龍寺の移籍に11品種1000株あまりの桜の花を寄贈し、毎年3~4月には花が満開となり、現地はピンク色の花びらに染まった春爛漫の景色を楽しむことができると説明。新型コロナウイルスの感染が落ち着き、外部向けの公開が再開された現地では、漢服を着て桜をめでる人の姿も見られたと紹介した。

 記事によれば、青龍寺の景観エリアでは現在、新型ウイルス感染拡大を防ぐため、入場客は自身の個人情報や健康状態が記録された二次元コードの携帯が求められるととともに、スタッフが体温測定を行っているという。記事は今年の現地の状況について「例年のようにおびただしい数の来場者は見られないが、園内で枝いっぱいに咲き乱れる桜の美しい景色は、全く変わっていない」と伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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