日本では家庭用電源の電圧は100ボルトというのが常識だが、外国に行くと必ずしも100ボルトとは限らないことに気づく。中国では220ボルトの高い電圧が用いられており、100ボルト専用の日本の電化製品を中国で使うためには変圧器が必要だ。


 中国メディア・東方網は7日、「どうして中国の家庭用電圧は220ボルトで、日本は100ボルトなのか」とする記事を掲載した。

 記事は、現在世界では200ボルト台の電圧を採用している地域と、100ボルト台を採用している地域に分かれており、200ボルト台の国が120カ国、100ボルト台の国が30カ国あまりあるほか、両方の規格が併存する国もあると紹介した。

 そのうえで、日本の100ボルトと中国の220ボルトを比較した場合、安全性の面から言えば100ボルトのほうが上だとする一方、同じ送電効率で比較すると220ボルトの方がロスが少ないほか、実際の電線の干渉や摩耗を考慮するとより高圧な220ボルトのほうがより遠くに電気を運ぶことができるうえ、送電線の導線部分の断面積も半分で済むと解説している。

 さらに、100ボルト60ヘルツよりも220ボルト50ヘルツのほうがモーターの体積をより小さくでき、モーターの材料を節約できるとも紹介。安全性では100ボルトに軍配が上がるも、効率など能力的な部分においては220ボルトのほうが優れているとの見解を示した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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