アジアには親日の国や地域がたくさん存在するが、中国メディアの百家号は11日、ある親日の国について「まるでもう1つの日本のようだ」と紹介する記事を掲載した。

 その国とは、オセアニアにあるサンゴ礁の美しい南の楽園「パラオ」だ。
もともとスペインの植民地だったパラオは、その後ドイツの植民地となり、第一次世界大戦後のパリ講和会議によって日本の委任統治領となって第二次大戦中まで続いた。

 「もう1つの日本」ともいえるのは、記事は今でもパラオ語には「センプウキ」、「デンワ」などの日本語や日本語の影響を受けた単語が数多く残っているからだと主張し、アンガウル州では、パラオ語と英語に加え、日本語が公用語に定められているほどだと論じた。

 なぜパラオはそれほど親日なのだろうか。記事は「現地の文化水準が高くなかったため、日本がコントロールしやすかったからではないか」と失礼な主張を展開した。また、「日本による文化統制」で、日本語の教育や日本語による教育が行われたのも大きかったと伝えている。記事では指摘していないが、日本は当時学校や病院の設立、インフラ整備を進めたことがパラオの人々の対日感情に大きく影響したことも考えられる。


 記事の中国人筆者は、パラオ人の日本に対する友好的な態度は、憎しみを忘れない中国とは真逆だと不思議がっているが、ことあるごとに戦争の歴史を繰り返して憎しみを煽るのは、むしろ中国と韓国くらいだろう。日本語が通じる親日のパラオは、日本ではあまり有名ではないかもしれないが、ぜひ一度足を運んでみたいものである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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