日本製品はその品質の高さが評価されているが、なぜ日本人は高品質の製品を安定して生産できるのだろうか。中国メディアの百家号は14日、「日本人の仕事は効率が良い」と称賛し、その理由を分析した記事を掲載した。
5つの理由が考えられるとしている。

 記事はまず、日本人は「仕事でも勉強でも効率が良い」と称賛。その理由の大きな部分は「教育」にあり、子どものころから手先を動かして何かを作ることを学び、自分のことは何でも自分でするように教育されているので早く自立すると分析した。また、冬でも半そで半ズボンで過ごすなど、甘やかされないので意志が強くなり、他人に迷惑をかけないように教えられているなど、「民度」重視の教育で、成績ありきの中国とは違うとした。

 では、「民度を育む日本の教育」は、どのように日本人の仕事の「効率」を上げているのだろうか。記事は1つ目に、何かしようとするときには「まず立ち止まって考える」と指摘している。
傍から見ると迷っているように見えるがそうではなく、後先考えずにまず行動し動きながら調整していく中国人とは違うと比較している。記事は、「どちらが良いという問題ではない」としているが、「無駄なエネルギーを使わない」という点では日本人は尊敬に値すると称賛している。

 2つ目は「準備」を万端にしておくこと。これが出来ていれば3分の2は成功したも同然で、大損するリスクが軽減され、生産する製品の質にも大きな差が出るとしている。3つ目は先進国らしい自由でオープンな「思考回路」、4つ目には他人に迷惑をかけないように「自分のことはできるだけ自分でやる」こと、最後には一番重要なこととして「細かいところまでよく観察する」ことを指摘している。日本人は何事も全力でプロ意識をもって仕事をしているが、これは中国人が軽く見ているところだと自戒を込めて伝えている。


 確かに、こうした習慣や考え方は子どものころからの教育に大きく影響されるもので、成績重視の教育では培われないものばかりだと言っていいだろう。学力テストの結果は中国と比べて決して高くはない日本だが、日本の教育は十分な成果を出しており胸を張っても良いのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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