訪日中国人がよく利用した交通機関の1つに電車や新幹線があり、その利便性のみならず、「駅弁」のレベルの高さに驚いた中国人は少なくなかった。食べ物に関して言えば飛行機で出てくる「機内食」も同じように驚きの水準だったという。
中国メディアの百家号はこのほど、日本の航空会社の機内食を紹介し、「日本人はどれだけ細やかなのか」と称賛する記事を掲載した。

 記事はまず、「日本の航空会社を利用すると日本人の細やかさに接することができる」と紹介し、機内食のいくつかを写真を掲載しているが、確かに彩り豊かで駅弁のようなわくわく感を与えてくれる。

 記事によると、中国人にとって機内食というものは「おなかを満たせれば良い」程度で、決して期待するものではないそうだ。しかし日本の航空会社を利用すると「これほどレベルの高い機内食もあるのか」と驚き、日本人の食へのこだわりを感じると伝えている。

 では何がすごいのだろうか。記事は「機内食なのにレストランに来たようだ」と感動を伝えている。
中国のレストランよりも凝っているほどで、見ているだけで食欲がわくという。そして一見すると事前に作っておいたという感じがせず、「まるで今作ったかのようだ」と評した。

 日本人は、食に対するこだわりが強いと言えるだろう。記事は、日本ではコンビニの弁当もおいしく、温めるだけですぐに食べられるコンビニ弁当は、「まるで中国のフードデリバリーのよう」と形容。また、どの飲食店へ行っても「写真と同じものが出てくる」と紹介した。中国に限らず、写真と出て来た料理に大きな差があるというのはよくあることだ。
それで記事は、日本人には中国人に理解できないほど食へのこだわりがあるとし、「食にも匠の精神がある」と称賛している。

 世界を代表する美食の国ながら、中国にはなぜかこの種のこだわりはないようだ。機内食がおいしければそれだけでも旅行に行きたくなるものであり、日本の機内食は今後も海外からの旅行者を楽しませてくれることだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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