輸出管理強化後に韓国は、政府の援助により半導体材料の国内生産に挑戦したり、海外からの輸入、あるいは海外企業の誘致などで乗り切ってきた。中国も対岸の火事ではなく、この1年間日本に頼らない素材調達の道を模索してきたようだ。
記事は、中国のある大手企業がフォトレジストの国内生産に意欲的だと紹介している。フォトレジスト市場は日本の大手5社だけで世界市場の90%を占めている。記事は、フォトレジストについて、ハイエンド製品ゆえに技術の壁は高いと指摘。
ある中国企業は、最大15億元(約230億円)を投資して、フォトレジストの実験室での研究開発段階に入っていると記事は紹介。KrFフォトレジストは来年に、ArFフォトレジストは再来年にも少量の販売を始め、それぞれその1年後には量産を目標としているという。
安定した品質と合理的なコストでフォトレジストを量産するのは高い技術が求められると思われるが、もし本当に中国企業が成功したのであれば、これは相当な技術的進歩と言えるのではないだろうか。日本企業にとっては将来的に手強いライバルになるのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
【関連記事】
「経済制裁を行った日本」に韓国が「報復」できなかった事実から「中国は学ぶ必要がある」=中国報道
新幹線に乗って、トイレを利用すれば分かる「驚きが詰まった日本人の配慮」=中国
中国で売れる日系車、日本で売れない中国車「この現実が実力差を示している」=中国
日本人が「恐ろしい民族」だと言われる理由? それを今から教えてやろう=中国
日中を比較すると「恥ずかしくなる」、「自分への厳しさ」は真似できない=中国