ドイツでアフリカ豚熱(ASF)が確認されたことを受け、日本では11日から生きた豚と豚肉の輸入を一時停止している。韓国もすでに停止しているが、中国もそれに続いたという。
中国メディアの百家号は26日、日中韓の3カ国はアフリカ豚熱に対して対応を同じくし、EUを怒らせていると伝える記事を掲載した。

 記事はまず、中国は改革開放から数十年にわたって世界各国と積極的に経済交流を図り、今や「世界市場になくてはならない存在になった」と紹介。西側諸国からも、中国の合理的で公平な態度が西側諸国の信頼と称賛を受けていると主張している。

 しかし、ドイツのアフリカ豚熱を巡る対応に関して中国は、現在ドイツからもEUからも反発を受けているという。ドイツは中国向けの主要な豚肉供給国であり、中国の輸入停止が大打撃となるのは避けられないだろう。

 また記事は、EUも影響を受けるのを恐れていると指摘。
EUは、アフリカ豚熱が発見された地域以外では、豚肉の安全性は保障されているとしており、各国に輸入禁止措置を取り消すように求めていると伝えた。

 中国では2年ほど前からアフリカ豚熱が発生してブタを大量に処分したため豚肉価格が高騰し、今でも高止まりしたままだ。そのため、中国としてもドイツからの豚肉輸入の停止はやむを得ない措置でありながらも、痛い措置だったはずだ。中国人にとって豚肉は毎日の食卓に欠かせない食材だが、このままだと高級食品となってしまうのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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