
宇宙技術の発展と発射場とは切っても切れない関係にある。記事は、中国には内モンゴル自治区にある酒泉衛星発射センター、四川省にある西昌衛星発射センター、山西省にある太原衛星発射センター、海南省にある文昌衛星発射センターの4つの発射場があると紹介した。
一方、日本の主なロケット発射場は種子島宇宙センターだ。記事は、種子島は日本の南部に位置する小さな島に過ぎないと紹介。ここに宇宙センターを作ったのは「緯度が低い」からだと分析した。緯度が低くて赤道に近い方が、地球の自転エネルギーを利用できるので発射に有利だからだと説明している。
しかし、緯度から言えば沖縄諸島の方がさらに低い。なぜ沖縄諸島ではなく種子島にしたのだろうか。記事は、「国防安全上の問題」も関係しているからだと分析。宇宙技術は国家機密に属するハイテク技術であり、沖縄諸島はどの島も小さすぎて孤立しており、様々な国の船が通る航行ルートとなっているため、適切ではなかったと主張。この点、種子島はそれほど孤立した位置ではないので安全を確保でき、しかも比較的赤道に近いと解説している。