今はスマートフォン1つあれば何でもできる時代となり、文字を書くこと自体少なくなっているが、それでも日本には「手帳」を好む人が数多く存在する。中国メディアの百家号は4日、「日本独特の手帳文化」を紹介する記事を掲載した。


 もともと手帳を使う習慣がなかった中国人からすると、デジタル時代になっても多くの日本人が「手帳」を手放さないのは、なかなか理解できないことだろう。記事は、日本の手帳文化は「日本人の生活」を反映していると紹介している。

 手帳の一般的な用途の1つがスケジュール管理だ。日本には仕事や友人との約束、病院の予約など、忘れてはいけない予定を記録する習慣がある。記事は「日本人は時間の概念が強い」と称賛している。スケジュールをきちんと把握していれば時間を守りやすく、計画的な生活ができるので良い習慣だと言えるだろう。
この点、中国人は良く言えば臨機応変とも言えるが、計画性のない人が少なくないようだ。

 記事はさらに、日本人は手帳を「日記」としても使うと紹介。自分の気持ちを書き出すと「脳内のストレスが和らぐという人もいる」と伝えた。後で読み返すと自分がいつ何をしたのかがわかり、思い出を振り返る助けにもなるとしている。

 記事は、手帳文化を今でも大切にする日本人について、1日1日を大切に過ごしていると感心している。毎日自分の生活を管理し、日記で「自分と静かに向き合う」というのは、確かに丁寧な暮らしと言えそうだ。
良い習慣は、時代が変化しても続けていきたいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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