日本と中国は似ているようで、違いも多い国同士と言えるだろう。中国メディアの捜狐はこのほど、「中国人にとって不可思議に感じられる日本の3つの事物」について論じる記事を掲載した。

 
 記事が挙げた1つ目は「喫煙」に関する習慣だ。日本では喫煙に関する規定が非常に厳しく、たばこの購入には年齢確認が必要で未成年には絶対に販売しないと紹介。小さな子どもでも自由に買える中国とは異なっていると指摘し、「なぜここまで厳しいのか、不可思議に感じられる」とした。中国では喫煙がもたらす害や、副流煙の影響などがあまり周知されていないのか、子どもが近くにいてもたばこを吸う人は珍しくない。

 2つ目は「外食時の支払い」に関することで、日本では家族で食事に出かけると「妻が支払いをする」と紹介。これは日本の家庭では女性が財布の紐を握っているからだと説明した。
中国では夫と妻が別々の財布を持っているケースが多いようだ。また、日本ではデートでも割り勘することが多いとした。中国ではデートの際には男性がすべての費用を負担するのが常識となっていて、割り勘はメンツの立たない行為とされるため、非常に驚くようだ。

 3つ目は「どんな悪天候でも新聞が毎朝届くこと」。大雨が降っても朝には決まった時間にポストに新聞が入っており、しかも濡れないようにビニールに入っているとその親切さに感心している。中国では、街のいたるところにある「報刊亭」と呼ばれる販売所で新聞を購入するのが普通だったが、最近ではこれもだんだん少なくなってきている。
また、中国にも新聞配達はあるが配達が昼間という違いもある。

 記事が紹介したのは、いずれも生活のちょっとした違いで日本人からするとごく当たり前のことだが、中国人からすると大変驚くことようだ。こうした違いはほかにも多くあると思われるが、違いを知ることで多くの誤解を防ぐことができ、相互理解が深まることだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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