日本に来たことのある中国人は、空港に降り立つとまず「空気がきれいだ」と感じるというが、日本と中国の空気はそれほど違うのだろうか。中国メディアの網易は11日、「日本の空気がきれいだというのは本当か」と題する記事を掲載した。


 この中国人筆者は、来日前から「日本の空気はきれいだ」と聞いて知っていたが、実際に大阪に1週間滞在する機会があったとのことで、自身が感じた日本の空気のきれいさを伝えている。

 例えば筆者は、日本の空気がきれいなことは「道路がきれい」なことに表れていると紹介した。舗装されて何年も経った道路でも、古いだけで「ほこりは少ない」ことに驚いたそうだ。中国では毎日散水車が水を撒いて道路を掃除していてもきれいにならないのに、日本では散水車さえ必要ないほど、土埃が少ないと伝えている。

 日本の空気はなぜここまできれいなのだろうか。記事は、日本が島国なので「海風がほこりを運んでいってくれること」と、「ごみの分別」により環境が守られているためと分析しているが、実際にはそれだけが理由ではない。
日本には「大気汚染防止法」があり、大気汚染を防ぐための厳しい規制が存在する。

 日本の空気が中国と比べてきれいなのは、紛れもない事実と言えるだろう。記事の中国人筆者は、中国の空気の汚れは仕方がないと思っているようだが、新型コロナ感染拡大による都市封鎖を実施していた間、大都市の空がすっきり晴れたと報じられたことがある。中国もその気になれば日本のようにきれいな空を取り戻せるはずだが、現実には難しい注文なのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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