フジッコは今年3月、インドネシアに合弁会社を設立したことを発表した。5月からハラール認証を取得した食品工場の改修を進めており、来年1月をめどにフジッコブランドで豆加工品や惣菜の製造販売を始める。


同社が51%、インドネシアの日系食品商社マスヤグループが49%出資。社名はフジッコフーズインドネシアで資本金は日本円で約2億円。フジッコ海外事業推進部長の福澄正規氏が代表を兼務する。マスヤグループは87年創業、同国内に常温・低温物流網を持ち卸売業やSMを展開している。

フジッコが合弁で海外事業を行うのは初めて。インドネシアにおける日本食市場の拡大やコロナ禍による健康意識の高まりを受けたもの。
同社では「当初はインドネシア国内の販売が主体となるが、将来的にはアジア諸国やイスラム圏向けにフジッコブランド製品を拡大したい」としている。