業務用は外食産業に支えられ、家庭用は量販店への拡販で売上維持を図っている。
食品需給研究センターがこのほど発表した「食品製造業の生産動向」によると、4月の野菜・果物漬物生産量は6万3424t(対前年比6.7%減)だった。カテゴリー別では、キムチが1万4995t(前年比2.1%減)、浅漬1万4295t(0.2%減)、沢庵3756t(14.7%減)、福神漬5315t(3.3%減)、粕漬830t(48.3%減)、しょうが漬6535t(0.1%減)、らっきょう漬1906t(2.8%減)、梅干・梅漬2054t(2.5%減)。
減少要因として、二大カテゴリーのキムチは微減、浅漬はおおむね前年並みだったが、そのほかのマイナスが影響した。
1~4月累計は、24万4622t(6.8%減)。カテゴリー別では、キムチ6万4866t(0.7%増)、浅漬5万2586t(5.8%減)、沢庵1万3777t(16.6%減)、福神漬1万9089t(3.3%減)、粕漬3149t(34.7%減)、生姜2万1172t(5.4%減)、らっきょう9805t(6.6%減)、梅干・梅漬7585t(1.9%減)。
現代の消費ニーズにマッチする製品の需要は引き続き高い。スライスタイプは原料難および採算性の両面に対応できることから標準形態として定着が進む一方で、少量パック・アソート型の刻み漬も安定した売上を維持している。