同サービスは、好みのデザインにカスタムした紙製のカバーをカップに取りつけて、コーヒーギフトとセットで贈ることができるのが特徴。
飲料事業本部スターバックスCPG&RTDビジネス部マーケティングスペシャリストの田渕敬章氏は、このほど行われた記者向け先行体験会で「拡大するカジュアギフト市場に新たなビジネスチャンスを見出している」とサービス開始の狙いを語った。
「スターバックス メッセージギフト」の最大の特長は、貰い手がコーヒーを味わいながら、“贈り手の気持ち”も体感できる点にある。
「様々なカジュアルギフトの商品があるなかで、スターバックスらしいユニークなギフトを考えた。特別な想いを特別なカップと一緒に贈ることができる」。
ネスレ日本飲料事業本部スターバックスCPG&RTDビジネス部マーケティングスペシャリストの田渕敬章氏 スターバックス店頭では従業員がカップに手書きのメッセージを書いて提供することがあるが、そうした“ワクワク感”も同時に味わうことができる。
食品ギフト市場におけるEC利用率はコロナ禍に対面の機会が減ったことなどを理由に、16~22年にかけて2倍近く伸長(冨士経済調べ)している。
同社が展開する「スターバックス ギフト」についても、19年の発売以降出荷ベースで20%以上伸長が続いており、30代女性を中心に、同世代の友人や家族など身近な人への贈り物として選ばれている。“相手の好きなもの”を選んで贈るニーズ増えている中で、認知度の高さやブランドへの信頼感が人気の理由という。
中元・歳暮のコミュニケーションを継続する一方で、「さらなる伸長が見込まれるカジュアルギフト市場における製品の認知やトライアルの促進を図っていく必要がある」とし、新サービスへ期待を寄せている。
「スターバックス メッセージギフト」では、「リユーザブルカップ」につける紙製のカバーを自分でデザインする。
WEBサイト上で好みの柄(全7種)とカラー(全8色)、スタンプ(全59種)を選び最大50文字までメッセージが入力可能。
カップを現物ではなくデジタルで楽しむQRコード付きカードで届けることもできる。
コーヒーギフトは、「スターバックス オリガミ パーソナルドリップ コーヒーギフト SB-15A」「同 プレミアム ミックス ギフト SBP-20A」など全4種類から選べる。
価格は贈り方で異なり、税込み2830円~4690円。