昨年12月に約10年活動してきたHKT48を卒業し、女優として一気に飛躍し始めた田中美久が9月9日(月)発売『週刊プレイボーイ39号』の表紙&巻頭グラビアに登場。
そして3年ぶりとなるセカンド写真集がいよいよ発売! 写真集への思いや撮影エピソードに加えて、グループ卒業後の日々を存分に語ってもらった。
■買った人にしか見せません!
――23歳の誕生日当日にセカンド写真集が発売になります!
田中 ファースト写真集から3年間ファンの方は待ってくださって、私もアイドルを卒業して新たな自分を見せられる作品として絶対に出したいと思っていたので、うれしいです。
――今回はオーストラリアで撮影したんですよね。
田中 今までグラビアをたくさんさせていただきましたが、コロナ禍もあってずっと撮影場所が国内だったので、海外に行ってみたかったんですよ。オーストラリアはごはんがおいしそうだったのと、自然が豊かで、撮影場所にぴったりだなって。
――一番の思い出は?
田中 遊園地で絶叫系の乗り物に乗ったこと! ビルの最上階ぐらいの高さに上がって、景色がきれいだなって思っていると、突然ボンッて落ちたんです。今までで一番怖かったけど、めっちゃ楽しかったです。写真集のヒット祈願として初日にやらせていただいて、頑張るぞって気合いが入りました!
――動物と楽しそうにしているシーンがありますね。
田中 コアラにユーカリの葉っぱをあげたり、あとは私、超能力を発揮しちゃって。豚がいたので、「おいでおいで~」って呼んだら、みんな来たんですよ! 私、豚使いかもしれない(笑)。
――食事はどうでした?
田中 もう毎日楽しみで、ステーキにパスタ、サラダもパンも、全部おいしかったです!
――太っちゃうから撮影中はあまり食べられなかったのでは?
田中 いや、海外に行ける機会ってそんなにないから、現地で食べたいものは全部食べると決めたので、当日までにめちゃくちゃ痩せて行ったんですよ。だから、撮影の初日は鎖骨の出方とかヤバくて。そこから日がたつごとに、ちょうどいいスタイルになっていきました(笑)。
――写真集には、かなり大胆なカットも入っています。
田中 これ以上攻められないんじゃないかってぐらい、最大級の挑戦をしました。ファンの人もここまでするとは思ってないんじゃないかな。楽しみにしていてほしいです。ちなみにそれはSNSで載せないし、買った人にしか見せません!
――期待大ですね。写真集のタイトルは『気ままに。』です。
田中 ビシッとしてる感じじゃないのが私らしいなって。表紙がインパクトある写真だと思うのですが、それとのギャップ。何が起こるかわからない田中美久らしさも出てると思います。
■22歳の一年は人生が変わった年
――昨年末にHKT48を卒業して9ヵ月がたちました。
田中 もう2年ぐらいたったんじゃないかってくらい、すごく濃い日々を過ごしています。演技もいろいろと経験させていただいて、こうしたほうがいいのかなって感覚がわかってきたり、セリフ覚えも早くなりました。
――バラエティ番組にも出ていますね。
田中 最初は不安だったんですけど、共演者の方が助けてくれたり、あとスタッフさんから「指原(莉乃)さんのところにいたコだよね」と言われることも多くて、さすが先輩!っていう気持ちです。私も後輩が出たときに「田中美久がいたところだよね」って、言ってもらえるような存在になりたいです。
――東京生活は慣れましたか?
田中 最初は外に出るのが怖くて、でも今は大丈夫になりました。駅とかもわかるようになったけど、まだタクシーの運転手はできないなって。
――どういうこと?
田中 地元の熊本やHKT48のときにいた福岡は、ここに何があるとか、こっちの道が早いとかわかったんですよ。でも東京はまだまだ。タクシー運転手になれるぐらいになったら、もう東京の女です(笑)。
――最近新しく始めたことはありますか?
田中 お酒をよく飲むようになりました。飲むと帰りたくなくなるんです(笑)。
――面倒くさいタイプだ!
田中 なので、最近は明日オフだろうなっていう友達に声をかけて、そろそろ帰る時間になっても、「明日オフだよね?」って(笑)。店が閉まるまでいます。
――そこまでして帰らない。
田中 あとは、後輩に家まで連れて帰らされたこともあります(笑)。「帰りたくない」って言ってたら、そのコは私の家を知ってるので、一緒に家に帰って眠りに就かされました(笑)。
――後輩に感謝ですね。22歳の一年は、どんな年でした?
田中 人生が変わった年です。10年いたグループを卒業して、女優業だったり、新しいお仕事に挑戦させていただいて、東京に引っ越して。
――アイドルは22歳ぐらいまでとか決めていた?
田中 流れのままですね。アイドルとしての夢や目標がかなって、この先どうしようか考えていた時期で、周りに助けてもらいました。これに出たいとか、こうしたいって夢が全部かなって、もうこんな年はないんじゃないかってくらい、いい年でした。
――23歳はどんな年に?
田中 22歳でやったことが無駄にならないように。22歳で見つけてもらった人には23歳でもっと好きになってもらえるように、さらに飛躍したいです!
――新たに挑戦したいことは?
田中 オーストラリアに行って思ったのが、英語ができるようになりたいなぁと。今、マネジャーさんに単語のクイズを出してもらって勉強しています。
――少しはできるようになりましたか?
田中 最近、"レディ"と"メン"を覚えて、トイレがわかるようになりました! 今まで女子トイレは赤いスカートの標識で覚えていたんですけど、おしゃれな店とかだと英語で書かれてるからわからなくて。女の人が出てくるのを見て入ったり、誰も出てこないので思い切ってドアを開けたらキッチンだったり。
――衝撃の事実ですね......。
田中 でも勉強して、Lが書いてあるのが女性で、Mは男性って覚えました。その勢いで、いつか通訳さんなしで海外でしゃべれるようになるのが夢です。
■田中美久(Miku TANAKA)
2001年9月12日生まれ 熊本県出身
身長151㎝ 血液型=B型
◯2023年12月をもって、約10年活動してきたHKT48を卒業。放送中のテレビ東京 ドラマプレミア23『夫の家庭を壊すまで』に武藤花音役で出演中。12月20日(金)公開予定の映画『聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメン VS 悪魔軍団~』に女子ーズ・イエロー役で出演。また、SNSを中心に公開している新感覚縦型ショートコント『本日も絶体絶命。』に出演中。
公式X【@miku_monmon3939】
公式Instagram【@mikumonmon_48】
取材・文/関根弘康 撮影/東 京祐