飲み屋街で圧倒的な存在感を放つ「加賀屋」の正体とは?

飲み屋街で圧倒的な存在感を放つ「加賀屋」の正体とは?
チェーン店のようでチェーン店じゃなさそうな、でも飲み屋街ではよく目にする「加賀屋」
       
東京近郊在住なら、誰でも一度はその店構えを目にしたことがある居酒屋「加賀屋」。もつの串焼き、煮込み、ホッピーを看板に、現在約50店舗にまで広がっている。

だが、よく見ると「加賀屋」に始まり「ニュー加賀屋」、「加賀廣」「加賀藤」など微妙に店名が違っている。加賀屋十数店舗を束ねる加賀屋共栄会の曽根敏会長は、その理由をこう話す。

「ウチはチェーンではありません。昔ながらの“のれん分け”です」

つまり、みんなどこかの加賀屋で修業を積んでから、加賀屋ブランドの自分の店を出しているのだ。それは、チェーン店に多いフランチャイズ展開とはまったく異なる。

「かつて一度だけフランチャイズ展開しようということで、2,3店舗やったんですが、僕ら修業を積んで独立した弟子たちが反対したんです。煮込みの味を作るのは非常に難しいですからね。レシピはあっても、味の深みを舌に覚え込ませていくのは簡単じゃない。最低でも5年は必要。私も自分の店を出すまでに8年かかりました。一方で、フランチャイズで店を出す人は、準備もそこそこにすぐにもうけたいわけでしょ。そうすると、味が全然違うので、『加賀屋じゃない!』ってクレームが出ましてね。結局、フランチャイズ店はなくなりましたよ」(曽根氏)

それにしても、由緒正しいのれん分けなのに屋号に微妙な違いがあるのはなぜなのか。

「創業者の木村忠夫がまず板橋店(現在は閉店して別の場所でニュー板橋店が営業中)を開いて、そこから駒込店(現在は閉店)とか神楽坂店という具合にどんどん店が増えていった。その当時から加賀屋共栄会はあったんですが、店が増え、人も増えると少しずつ意見が合わないようなことが出てきて、分かれることになったんですね。木村をはじめとする会がそのまま加賀屋共栄会となり、分かれた古株の兄弟子たちが『旧会』というグループになりました。とはいえ、それはケンカ別れというわけではないので、違和感も何もないんですよ」(曽根氏)

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2012年7月25日のライフスタイル記事

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