
今回のターゲットは、ホームベース上に立てられた4本のバット(写真参照)。ピッチャーマウンド後方でボールトスを受けたイチローは、はたしてどんな“ミラクルスロー”を見せてくれるのか? 前2作に負けない、圧巻で爽快な結末が待っているので、ぜひCMで確かめてほしい。
今月22日、39歳になったばかりのイチローだが、このCMのような“ミラクル”が実際のプレーでも飛び出すなど、いまだ体はキレキレだ。ディビジョンシリーズのオリオールズ戦、その第2試合で“ニンジャ・スライディング”が飛び出した。ヒラリとキャッチャーのタッチをかわしてホームイン、全米のベースボール・ファンを熱狂させている。
だがヤンキースは、続くリーグチャンピオンシップでタイガースにまさかのスイープ(4連敗)を喫してしまう。その瞬間、イチローのワールドシリーズ進出は、2001年のマリナーズ時代に続き、夢と散ってしまったが、イチロー自身の“歩み”は、今シーズンも確実に、そして大きく前へと進んでいる。
今シーズンのイチローの安打数は178本。MLBの12年間で、通算2,606安打まで達した。これにNPB時代の9年間で積み上げた1,278本を加えると、日米通算で3,884安打。この数字が、いかに傑出したものであるかは、以下のデータを見れば歴然だ。