セルジオ越後の一蹴両断! 第284回「“結果オーライ”のザッケローニ采配に潜む大いなる危険!」

ブラジルW杯アジア最終予選で日本代表がオマーン戦から勝ち点3を奪い、いよいよ本大会出場に王手をかけた。

W杯予選は結果がすべて。ただ、グループ首位を独走し、本大会出場がほぼ確実な状況で迎えたこの一戦、僕は内容にもこだわってほしかった。オマーンを圧倒して、アジアのライバルたちに「もう日本にはかなわない」と思わせるようなサッカーを見せてほしかったんだ。

でも、残念ながら、満足できる内容には遠かった。前半20分に清武のゴールで先制したものの、前回の対戦では3-0で一蹴した相手に一度は追いつかれ、終了間際の岡崎のゴールでなんとか突き放した。よく勝ち点3を取れたなというのが率直な感想だ。

一番不満だったのはザッケローニ監督の采配だ。相変わらずの固定メンバーの起用、完全に引き分け狙いの消極的な選手交代と疑問だらけだよ。

あえて名前を出すけど、本田は全然よくなかった。ボールを簡単に奪われる。シュートを打っても枠内に飛ばない。走らない。誰が見てもいつもの本田のパフォーマンスじゃなかった。本人も自覚していただろうけど、前半45分間でベンチに下げられて当然のデキだった。また、本田ほどではないにしろ、ボランチの遠藤と長谷部も本調子ではなく、何度も相手にチャンスを与えていた。それなのに、ザッケローニ監督は彼らを90分間使い続けた。

その代わりにどんな選手交代をするのかと思えば、前線の選手(前田、清武)を下げて守備的ポジションの選手(酒井高、細貝)を入れ、本田や長友を1列前に上げた。勝ちにいく采配じゃないし、結果的に選手たちの勝ちたいという気持ちに助けられて決勝ゴールを奪えたものの、チャンスなんて数えるぐらいしかつくれなかった。チームとして機能していなかったね。

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2012年11月30日のスポーツ総合記事

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