古賀茂明がしぼみつつある“脱原発”を嘆く「日本人にとって、原発事故はもはや“過去”になったのか?」

古賀茂明がしぼみつつある“脱原発”を嘆く「日本人にとって、原発事故はもはや“過去”になったのか?」
あの日から2年。いま一度、フクシマの惨状を見つめ直してほしいという古賀茂明氏
日本人と日本の国土に深い傷を負わせた「東日本大震災」と「福島原発事故」。この国は少しずつ復興へと向かっているが、原発ゼロの機運は後退してしまった。


あのような惨禍がもう一度起きれば、日本は崩壊する――。これは、絶対に忘れてはいけない危機意識だ。


古賀茂明が忘却への警鐘を鳴らす。

■「原発ゼロ」はいったいどこへ?

福島第一原発事故が起きて2年がたった。

今、この国で交わされている原発論議を聞けば、世界の人々は「不思議の国ニッポン」と驚き、あきれ果てるのではないだろうか?

福島第一原発の建屋(たてや)が爆発で吹き飛ぶ映像をテレビで見た瞬間、ほとんどの日本人が「もう原発なんていらない」と、心底思ったはずだ。

事実、その後の脱原発のうねりはすごかった。

脱原発を宣言した民主党の菅政権に続き、次の野田政権もぐらつきながらも最後には2030年代の原発ゼロ実現を国民に約束した。

その原動力のひとつになったのが官邸前に集まる数万人単位の人々だった。誰かに動員されたわけでもない。市民運動のプロでもない。生まれて初めてデモに参加するような、ごくごく普通の人々が毎週金曜日になると全国から押し寄せ、政治を脱原発へと押し出した。

政治が動けば、霞が関=官僚も動かないわけにはいかない。2012年から再生可能エネルギーの全量買い取り制度が始まり、太陽光発電の設置が急拡大を始めるなど、原発からエコエネルギーへシフトする動きが加速した。

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