ハリウッドに殴り込みをかけて撮り続ける唯一の日本人映画監督・北村龍平の“闘い”

かつて日本でメジャーの大作映画を撮っていた北村龍平は、17歳のときに心に決めた夢を叶えるため、2007年、日本からハリウッドへと活動の場を移した。“魑魅魍魎の世界”でもがき続けた6年間を経て、今、熱き男の反攻が始まる。

■ハリウッドでは監督さえいつでもクビになる

―北村監督がハリウッドへ渡って、丸6年がたちました。

北村 ハリウッドは一筋縄ではいかないですね。製作が決まり、発表までしたところで、そこから何も進まないケースもザラなんです。そういう意味では、最新作『ノー・ワン・リヴズ』は割とタイミングよく成立したほうですよ。とはいえ、脚本が届いてOKし、撮ると伝えてから実際に撮影が始まるまで10ヵ月はかかってますけど。

―撮影が始まるまでは、どのような作業をしてたんですか?

北村 めっちゃめちゃ脚本をいじりました。ハリウッドは、こちらの言うことに説得力があれば受け入れてくれる。そういうフリーダムはある程度あるんです。逆に言うと、脚本のクオリティはむちゃくちゃヌルいですね(苦笑)。完璧な脚本なんて割合的には50冊読んで1冊くらいだし、プロデューサーもそれをわかってる。そういう脚本を、叩いていいものにしていくスキルを求められているのが監督ですから。

―いわゆる日本の“映画監督”のイメージは大先生っぽい立ち位置だと思いますが、ハリウッドはだいぶ違うみたいですね。

北村 ハリウッドの監督というのはシステムの中では割と重要ですが、あくまで歯車のひとつでしかない。その歯車を回しているエンジンはプロデューサーでもなく、資金を出している映画会社ということになってくるので、監督でも簡単にすげ替えられてしまうわけです。プロデューサーですらクビになる世界ですから、常に“自分”を証明し続けなければならない。
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