SKE48メンバー初のソロデビューとなる終身名誉研究生・松村香織のデビューシングル『マツムラブ!』の手売りイベントが20日(日)、ナゴヤドーム駐車場で行なわれた。

『マツムラブ!』は、大のアイドル好きとして知られる指原莉乃が、曲選びから作詞、ジャケット写真撮影も手がけるなど、全面プロデュース。
夏に行なわれたAKB48のナゴヤドームコンサートで初披露され、新聞紙で作られた衣装が大きな話題になった。

さらに先日のSKE48リクエストアワーでMV(ミュージックビデオ)を初公開。ファンにとってたまらないネタ満載の内容で、会場は爆笑の渦に。そんな松村香織ファンならずとも注目の1曲で、しかも初回は1000枚限定。発売前からプレミア化が予想されていた。

とはいえ名古屋は前夜から雨。
気温は11月中旬の冷え込みという、屋外で発売を待つには厳しい環境。そんな中、一番乗りのファンは前日の18時半から並び始め、発売開始予定の30分前、朝7時半には1000人を突破した!

今回はとにかくお金をかけず、手作りのイベントで、松村みずから販売テントの設営、CDを並べるといった作業まで行ない、販売準備が整ったのは9時すぎ。


松村が集まったファンに向けてお礼の言葉を述べた。

「皆さん、今日は松村香織なんかのために、こんなにお足もとが悪い中、たくさんの時間お待ち下さって本当にありがとうございます。こんなにたくさんの方が集まってくれると思わなかったので、本当に本当にうれしくて(号泣)。

昨日の握手会で48人しか来ないって言ったので、だから絶対にお客さんが来てくれると思わなかったので……。
本当に気持ちを込めて皆さんにひとつひとつ手渡しをするので、どうかオークションだけには、転売だけはお願いだからしないでほしいです!

ゆっくりはできないんですけど、ちゃんと色々サービスをしてお渡しするので、もうちょっとだけ待ってて下さい。本当にみなさんありがとうございます。今日は私にとって大切な1日になるので、一緒に過ごせて幸せです。

どうぞ松村香織をこれからもよろしくお願いします!」


手売りが始まると、松村はCDにファンの名前を書き、しっかりと握手、そして笑顔で手渡し。雨は降り続け、風も吹き、その中でずっと待っているファンの体力は限界に近い。だが、松村と会うとみんな笑顔になる。
あらためてアイドルの持つ力を見せつけられた印象だ。

午後2時すぎ、1000人めのファンにCDを渡して、見事完売! そして今回、残念ながら購入できなかったファンには手にサインを書くサービス。雨に濡れた手を松村がタオルで拭き、それからサインを書くという行為に感動するファンも多数。最後に終了まで見守ったファンに対し、お礼の言葉を述べ、手売りイベントは終了した。


イベント終了後の松村香織にコメントをもらった

「今回は絶対に集まらないと思ってたんです。でも、ぐぐたす(Google+)で、玲奈さんとかちゅりさんとか愛李さんとか須田とか、みんな情報を拡散してくれて、それで知って来て下さった方もたくさんいて、メンバーにはすごく感謝してます。


松村ごときでこんなに来てくださるなんでほんと思ってなかったので……。北海道や福岡とか遠くから来て下さった人もいたり、改めてファンの皆さんに支えられてるなと。感謝の気持ちでいっぱいです」

――1000枚売り切れたということで、追加プレスは?

「まだ何もわからないんですけど、追加プレスができ次第、早くみなさんの所に届けたいなと思ってますので、ぜひ情報をチェックして下さい!」

今回、このイベントに参加し、CDを手に入れた人物がオークションに出品。それを彼女が知り、怒りの書き込みをしたことがネットニュースにまでなった。だが、今回のイベントを見ていれば、彼女がいかにこのCDを大切に思っていたかわかるし、怒るのもしかたないと思うのだ。

(取材・文・撮影/関根弘康)


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