パッケージ右下に「当たりスティックが出たらもう1本!」と印刷されている「ガリガリ君」。公式サイトには当たりについて「具体的な確率については申し上げられません」と書いてあったので、100本買って、自由研究開始。


ガリガリ君のおかげでわが家の冷凍庫は、冷凍食品や保冷剤が入らない状態。早く正常な状態に戻すため、食べてしまいたいのですが……一日4本が限界。

4日目、15本食べて当たりはゼロ。当たる気配もなく、相変わらず家でゴロゴロしながらガリガリ食べていたら……19本目にしてついに当たりが!


しかも、ここから怒濤の当たりラッシュ。25本目で2本目の当たりを引き、32本目で3本目!

……と一瞬テンションが上がりましたが、冷凍庫にビッチリ入った68本のガリガリ君を見てゲンナリ。お、おなかが痛くなってきた!「このままいくと10本ぐらい当たるかも」と期待していたのに、あれから40本、72本食べても当たりは3本のまま。
当たりが出れば食べる気が起こるが、同じ味のものを食べ続け、当たりが出ないのでは、この季節に食べるとおいしくても食べる気が失せる。

そこで、ガリガリ君のいろんな食べ方を研究。練乳をかけたり、スプーンでつぶしてシャーベットのようにして食べてみました。

一番おいしかった食べ方は、名づけて「ガリガリ君フローズン」。350mlぐらいの容量のグラスにガリガリ君を2本入れ、常温のミネラルウオーターを流し込む。ガリガリ君が適度に溶けたところで棒を引き抜き、ハズレとわかってテンションがチョッピリ下がったら、スプーンを使ってグリグリとかき混ぜる。



こうして出来上がったフローズン状のものがとにかくうまい。頭にキンキンこない程よい冷たさ、水分を加えたことで和らぐ甘さ、しかもノドも潤(うるお)せるという、ガリガリ君100本を3、4週間で食べなければならない人にとってはベストなドリンク。

これのおかげでなんとか100本を完食しましたが、結局4本目の当たり棒は引けず。100本食べて3本当たり。当たり確率は3%でした。

また、ガリガリ君のソーダ味は1個70kcalと低カロリーで、体重はほぼ変わりませんでした。



(取材/渡辺雅史[リーゼント)

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