元特攻隊員だけど何か質問ある? 【第5回】原田要さんの場合(後編)

作戦が終わると「戦艦を沈めた!!」「飛行場を壊したぞ!!」といって帰還した搭乗員たちが盛り上がっていた。もう、うらやましくてしょうがなかった。

―真珠湾では敵空母がいませんでしたが、それについては?

原田 航空母艦勤務で、その打撃力をよく理解していましたから「まずいな」と思いましたね。


―では、初めて戦闘機同士の空戦を経験したのは?

原田 昭和17(1942)年の4月5日から始まったセイロン沖海戦ですね。こっちは64機、対するイギリス軍は約100機という大空中戦が展開されました。この時期の敵はゼロ戦の性能を知っていて、一撃離脱する戦法なんです。それを追って撃墜する。7.7mm機銃で威嚇しつつ接近して、20mm機関砲で仕留める。20mm機関砲は強力なので、一発当たれば撃墜できましたよ。

―戦闘中。敵機にはどれぐらいまで接近するんですか?

原田 最も近くて5mぐらい。だから、火を噴いた機体で苦しそうにしている相手の表情が見えるんですよ。敵だけどね、これを見るのはつらかった。

―何機撃墜したんですか?

原田 敵のホーカーハリケーン戦闘機を5機撃墜しました。そして空戦が落ち着いて集合地点に行こうとしたら、敵を1機発見した。「ついでだから、これも落とすか!」と攻撃したら、なかなか落ちない。そうこうしているうちに敵機は田んぼへ墜落した。

―これで帰還できますね。

原田 集合地点に行ったら、誰もいないんだよ(笑)。遅れたから帰っちゃった。燃料も少なくなって「もう敵の基地に突っ込むか!!」と思ったけど、田んぼしかない。

あわせて読みたい

週プレNewsの記事をもっと見る

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース

ライフスタイルニュースアクセスランキング

ライフスタイルランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る
2015年1月4日のライフスタイル記事

キーワード一覧

このカテゴリーについて

生活雑貨、グルメ、DIY、生活に役立つ裏技術を紹介。

通知(Web Push)について

Web Pushは、エキサイトニュースを開いていない状態でも、事件事故などの速報ニュースや読まれている芸能トピックなど、関心の高い話題をお届けする機能です。 登録方法や通知を解除する方法はこちら。