元特攻隊員だけど何か質問ある? 【第5回】原田要さんの場合(後編)

―その後の行動は?

原田 近くに3人乗りの艦上攻撃機が墜落しているのを発見しました。しかも、操縦員は知り合いの佐藤君。彼も生きていました。機長の中尉はすでに戦死。電信員は生存していましたが、機体と木に体を挟まれ重傷。彼は「もうダメですから」と。俺と佐藤君は「頑張れ!」と励ましたけど、しばらくしてガクっと逝っちゃった。

その夜は寝られなくて「俺らもこれで終わりだな」と話していた。でも、朝になって太陽を見ると、なぜか元気になるんですよ。

―元気を取り戻した原田さんたちは、あるものを発見したという。

原田 遠くに機関銃陣地が見えた。「よし、ここは殴り込みして自爆するか!」。拳銃を持って弾を装填したら、“バーン!”って暴発した。「発見された!」と思ったら、「おまえら何やってんだ!!」と。友軍だったんだよ(笑)。

そこは人間魚雷の基地を設営している部隊で、飯も薬ももらえました。

―ここから再び艦隊へ合流したのですか?

原田 船が迎えに来ることになって、その合流地点へ徒歩で向かいました。しかし、途中で攻撃に遭って意識を失った。気づいたときは白いシーツのベッドの上。

―まさか捕虜に!?

原田 そう思って、まず考えたのが脱走です。脱走すれば監視兵に射殺される。拷問されるよりマシですから。

いざ起き上がったら、負傷だけでなくマラリアやデング熱で体力がなくてベッドからドンっと落ちた。「兵隊さん、何やってるの!!」という声で振り返ったら、日本の看護婦さんがいた。トラック島の海軍病院だったんですね。「また助かったのか」と思いましたよ。

あわせて読みたい

週プレNewsの記事をもっと見る

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース

ライフスタイルニュースアクセスランキング

ライフスタイルランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る
2015年1月4日のライフスタイル記事

キーワード一覧

このカテゴリーについて

生活雑貨、グルメ、DIY、生活に役立つ裏技術を紹介。

通知(Web Push)について

Web Pushは、エキサイトニュースを開いていない状態でも、事件事故などの速報ニュースや読まれている芸能トピックなど、関心の高い話題をお届けする機能です。 登録方法や通知を解除する方法はこちら。