川内原発のある町を作家・馳星周が歩いた。原発と新幹線…夢の技術が地方を殺す!

川内原発のある町を作家・馳星周が歩いた。原発と新幹線…夢の技術が地方を殺す!
川内原発がある薩摩川内市を歩く馳氏。川内原発は1984年運転開始の1号機と1985年開始の2号機からなる。九州電力は3号機の増設に向けて用地整備などを行なっていたが、3・11で中断している
       
2014年秋、原子力規制委員会の新規制基準を満たし、再稼働に向けて地元の同意が得られた鹿児島・川内(せんだい)原発。早ければ、この冬の間にも再び動きだす。

しかし、「免震重要棟」は完成していないし、事故の際の避難住民受け入れ態勢はほぼ手つかず。火山噴火のリスクもある。このような不備を承知で、なぜ住民は再稼働をよしとしたのか。

これまで各地の原発を取材し、原発立地自治体の選挙を題材にした小説『雪炎』を上梓(じょうし)した作家・馳星周(はせ・せいしゅう)氏が、川内原発がある薩摩川内(さつませんだい)市を歩いた。

***

違和感の正体に気づくのに、さほど時間はかからなかった。浜岡(静岡県)、敦賀(つるが)(福井県)、泊(とまり)(北海道)と原発のある自治体をいろいろ歩いてきたが、ここ薩摩川内市は他の自治体とはなにかが違う。風景に違和感がある。

道路だ。レンタカーを走らせていてすぐにわかった。分不相応な箱物と立派な道路。このふたつが原発の町には不可欠なのだが、この町の道路は酷い。原発に向かう道路でさえ、狭い上に路面が荒れている。

原発を誘致したときに落ちてきた金はなにに使われたのだろう?

疑問を胸に抱きながらドライブを続けていると、市の中心地に出た。新幹線の停車する川内駅前から真新しいアーケード街が延びている。しかし、ほとんどの店舗はシャッターを下ろしたままだ。

「あれ? 九州新幹線が開通したのって最近だよな? なのに、もうシャッター通りになってるのか、このアーケード街?」

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