川内原発のある町を作家・馳星周が歩いた。原発と新幹線…夢の技術が地方を殺す!

       
ここでもまた新幹線の話が出てくる。化けの皮が剥がれた救世主。いや、そもそものはじめから新幹線は救世主などではなく死神だったのだ。じっくり考えていれば簡単にわかったはずなのに、人はどこまで愚かにできているのだろう。

翌日、鹿児島1区で民主党から衆院選に立候補した川内博史(かわうち・ひろし)氏の選挙戦を遠くから眺めた。

川内氏は鹿児島における反原発運動の担い手だった。だが、2012年の選挙で落選。今回、復活を目指している。

「正々堂々」

そう書かれた幟(のぼり)を立てた自転車を漕いで、川内氏は遊説に出かけていく。しかし、原発再稼働反対という言葉はほとんど聞かれない。演説は安倍政権とアベノミクスへの批判に終始していた。

反原発を前面に押し立てても票には繋がらない。原発のある鹿児島3区でも再稼働反対を訴えたのは共産党の候補だけだ。それはなにも鹿児島に限ったことではない。日本全国ほとんどの地域で、原発再稼働や福島の復興に関する論議はなおざりにされているではないか。

あの未曾有のいまだに続いている大惨事を、日本人はみな忘れてしまったかのようだ。金、金、金、金。だだ漏れが続いている放射線、いまだに苦しみ続けている被災者へ思いを馳(は)せることすらなく、いかにして金を手にするかに目を血走らせる人々がそこにいる。


薩摩川内市の新幹線駅前に安倍晋三がやって来て、演説をぶった。ここでも、原発再稼働に関する話題は一切でなかった。
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2015年1月9日の政治記事

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