今季は、Jリーグ、ナビスコ杯、天皇杯の三冠を制したG大阪をはじめ、浦和、鹿島、柏の4チームが参戦する。日本代表が先日のアジア杯でがっかりする成績(準々決勝敗退)に終わっただけに、Jリーグ勢には奮起を期待したいところだ。
とはいえ、ここ数年、Jリーグ勢はACLで大苦戦を強いられている。2012年はベスト16までに全チームが敗退。13年は柏がベスト4に進出したものの、ほかの3チームはグループリーグ敗退。昨季もベスト16までに全チームが姿を消した。
07年に浦和、08年にG大阪が優勝したのも今は昔。今や他国のチームは、日本のチームに対して「強い」というイメージを持っていないはず。それどころか「大したことない」とナメている感もある。
確かに、ACLは収入面での魅力に乏しいし、厳しい試合日程など勝てないことへの言い訳はたくさんあるだろう。
でも、勝ち上がれば盛り上がるんだ。例えば、07年の浦和は平日でも埼玉スタジアムに1試合平均4万人以上のサポーターが詰めかけ、決勝は超満員で本当に素晴らしい雰囲気になった。アウェー戦にも数千人単位のサポーターが応援に駆けつけ、現地メディアにも驚きをもって取り上げられた。