大人になっても人と話せない…知られざる「場面緘黙(かんもく)症」の苦悩とは

「私みたいに大人になるまで引きずっちゃダメ。自意識が目覚める思春期以降は他人からの視線が気になったり、自分を責めてしまったりするし、話せるようになってからも苦労することが多い。小学生くらいの早い時期に克服するのが一番だと思います」(mananaさん)

記者もこれまで何人かの場面緘黙症の人に会ってきたが、確かに周囲の理解が得られ、早く回復できた人ほどコミュニケーションに問題なく社会生活を送れている印象は否めない。

また、場面緘黙児支援のための情報交換ネットワーク団体「かんもくネット」代表で、臨床心理士の角田圭子さんも“自然に治るから大丈夫”という考え方には問題があると指摘する。■“自然に治る”は神話でしかない

「一見、“自然に”話せるようになったかのように見えるケースでも、丁寧に検証していくと環境の変化がプラスに働いたことや、本人の勇気ある挑戦で知らず知らずのうちに“スモールステップ”を踏み、段階的に改善していったことがわかるんですよ。

何も支援を受けずに成長した場合には、コミュニケーション能力・社交スキルをトレーニングする機会を逸してしまっているわけですから、話さない期間が長ければ長いほど鬱状態や社会不安障害など“二次障害”が発生するリスクも高まります。そうならないためにも放置するのではなく、早期発見と早期支援が重要なんです」

学校現場では少しずつ啓発が進みつつあるが、その一方で成人当事者への支援方法は確立しておらず、当事者同士の情報共有も不十分だという現実がある。

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「大人になっても人と話せない…知られざる「場面緘黙(かんもく)症」の苦悩とは」の みんなの反応 1
  • 匿名さん 通報

    私もそうかもしれない。

    2
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