なぜ職場で“30代老害”社員が急増しているのか

そして、そのまま30代になった時、仕事のスキルも経験値もなくて行き詰まり、しかしプライドだけは相変わらず高いという、厄介な存在になってしまった。そこで承認欲求を保つために、若手社員に筋違いのアドバイスや説教をしてしまう…そんな構図です」

30代老害は、特に社内で権力を持ってるわけでもないし、大きな仕事を任されてもいない。だから実害は、しょぼいと言えばしょぼい。だが、そのダメージはだんだん職場全体に効いてくるらしい。


大手CM制作会社の社員(25歳)が語ってくれたエピソードが、その代表的な例だろう。

「僕の先輩の“36歳老害”は、新人や若手にやたらアドバイスをしたがるんだけど、その内容がイタすぎるんです! 今まで大きな仕事したことないからバブル世代社員みたいな“昔の自慢”はないんですが、代わりに『CMとは何か?』とか『おまえは“音”をわかってない』とか『10年先は』とか、まるで就活中の大学生みたいな“そもそも論”ばかり。僕たち、もうそこは前提にして働いてるんですけど、と言いたくなる。

でも先輩だから聞かざるを得ないし、相手は暇だから話長いし。ひと言で言っちゃうと『意識が高くてレベルが低い』人です」

でも、大した実害もないのでは?

「困るのが、仕事がうまく回っている自分の同僚を揶揄(やゆ)したり、上司のことを『ああはなりたくないよな』と言ったり、さらには『この会社もこのままじゃ…』とか『おまえはこのままでいいの?』といったネガティブトークを繰り返すことです。

まあ、ほとんどの若手は相手にしてないんだけど、中には感化されちゃうやつもいる。ただでさえ若い社員の数が減っているのだから、僕らの成長の邪魔をしないでほしい」

このように、「30代老害」たちは若手からウザがられ、あまつさえ職場の空気も悪くしてしまう。しかも最大の問題は、本人たちに自覚がないことだろう。

発売中の『週刊プレイボーイ』8号では、そんな「30代老害」の特徴を他の具体例とともにパターン別に分析。職場でわかっていない上司、先輩にならないためにもチェックしてみてはいかがだろう。

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