河合 人口問題の深刻さは誰もがわかっているのだけれども、それを自分自身の問題に置き換えた「リアルな危機感」として持ち続けるのはすごく難しい。なぜかというと、短期的な課題と中長期的に取り組まないと変化や結果が見えてこない問題が混在しているからです。都市部と地方では、少子高齢化に関する問題のタイムラグがあることも要因でしょう。
そこでこの本では、少子高齢化と人口減少が今後の日本にもたらすであろう問題を、「○○年問題」という形で、2017年から2115年まで時系列に整理してみたのです。もちろん、この「○○年問題」はその年に突然起こるわけではありません。推計などから、おそらく、その頃に深刻な社会問題として表面化してくるだろうという時期を選んでいます。
―その「未来の年表」を見ると、2026年には認知症患者が700万人規模になり、2039年には火葬場が不足。そして2040年には自治体の半数が消滅の危機に陥り、2050年には世界的に深刻な食料や水不足の問題に直面し、2065年以降になると現在の居住地域の20%が無人化して外国人に不法占拠されかねないなど、かなりショッキングな内容が並んでいます。これらの問題にどこから取り組むべきなのでしょうか。
河合 私たち現在の大人が生きている間に、少子化や人口減少は止まりません。しかし、その認識ができていない人が多い。それがもとで「少子化を止める、人口減少を止める」などといわれるのですが、現実に止められないのなら、まずそれを受け入れて、その前提の上に社会をつくっていくしかないというのが私のメッセージなのです。
この人、団塊ジュニアがいちばん割を食っているのを分かってないと思う。 バブルには乗り遅れ就職氷河期で非正規も多く、この世代を放置したのが今の社会。 なのにこの世代に若者の荷物を減らせって・・・。
ただ縮むだけならまだしも、縮んだ上で大量に生きてるジジイババアのおしめ代と、残された大借金はどうすんだって話な。姥捨て山よろしくどっかに捨てていいなら、縮んだ上での行く末を模索すりゃいいだけの話だが。