「都民ファーストの会」を立ち上げ都議会選挙でも圧勝した小池氏は確かに勢いと人気がありましたが、そうした人気も現実には東京近辺に限られたもので、国政に打って出るためには「組織」も「お金」も「人材」もない…というのが現実だったはずです。
ところが今回、突然の解散総選挙で「国政進出」が予定より前倒しになり、そこへ内部の混乱を抱えて「何か新しい展開」を求めていた前原氏の民進党が、小池新党の「新しさ」と「人気」に深い考えもなく飛びついたことで、彼女は一瞬にして組織やお金や人材を手に入れることに成功したわけです。
そう考えると、希望の党と前原・民進党の合流はある意味、「ウイン・ウインの関係」だと言うこともできるわけですが、それはもちろん「彼らの個人的、政治的な動機」に照らしてということであって、ここでもやはり、民進党を支持してきた多くの有権者たちの想いからは大きくかけ離れてしまっている。こうした一連の動きは「民進党の実態がいかにメチャクチャであったか」を物語っていると思います。
─フランスでは今年、エマニュエル・マクロン大統領率いる新党「共和国前進」が大旋風を起こし、既存の政党に取って代わる存在となりましたが、小池氏の希望の党はこの先、そのような存在になれるのでしょうか?
序盤の情勢は自民単独で過半数を超えるとある。野党が割れているのが原因とあるが、支持率が31%もある。モリカケ問題などとても国民本位の政治をやっていないのに。政治は三流と言われる所以が有権者にある。
改憲して戦争。以上。
つまり憲法が争点なんですよ、今回の選挙は。