習近平国家主席とトランプ大統領の“蜜月”が世界に大きく報じられたが、“戦後最悪”と言われた日中関係にも改善の兆しが見られる。安倍首相と習主席の首脳会談の実現に繋がった「あるイベント」とは?
「週プレ外国人記者クラブ」第99回は、香港を拠点にする中国唯一の民間放送局「フェニックステレビ」東京支局長の李淼(リ・ミャオ)氏に聞いた──。
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─まず、11月9日のトランプ大統領と習主席の会談について伺います。事前の予測では北朝鮮に対する軍事的制裁の合意があるのではとの見方もありましたが、「圧力を強化する」という従来の路線を踏襲する結果となりました。
李 中国は北朝鮮の核・ミサイル問題に関して、これまでも抑制的な対応を続けてきているので、中国としての姿勢は一貫したものだったと思います。また、トランプ大統領が今回のアジア歴訪で中国を訪れる前に行なった、日本・韓国での首脳会談と特に変わらない内容だったと思います。
中国は北朝鮮の問題に関して「決議による制裁」を対処の基本軸としてきています。つまり、北朝鮮に対してどのような制裁を加えるとしても、それは国連などでの決議を経た国際的な協調に基づくものでなければならないという考え方です。現状では国連で北朝鮮への経済制裁が決議されているのですから、それを履行していくというものです。
関係改善は表向きだけ。
へぇ、安倍総理は国慶節のお祝いに出席していたのか。
条件が韓国のように下につけだろ 話になるはずもない