月給100万円の十両から無給の幕下に転落…相撲界“期待のホープ”阿炎政虎を直撃!

今年の初場所から幕内で2場所続けて10勝を挙げた、期待のホープ。

テレビインタビューでは天真爛漫な笑顔を見せ、時にはカメラに向かってピースサイン。

そして、夏場所6日目の18日には横綱・白鵬から金星奪取!!

“相撲界のニュータイプ”阿炎政虎(あび・まさとら)を直撃した!

* * *

スラリとした体形に長い手足。高々と足が上がる美しい四股に、「ビッグマウス」ともいわれるコメント。

これまでの「お相撲さん像」を覆しているのが、この夏場所、前頭二枚目に躍進した阿炎である。

夏場所直前、東京・清澄(きよすみ)の錣山(しころやま)部屋では、早朝から稽古が繰り広げられていた。錣山部屋の師匠は、突っ張り相撲ひと筋で39歳まで現役を務めた、元関脇の寺尾。

「もっと突っ張っていけ! 当たりが弱いぞ!」

厳しい指導で知られる錣山親方は、部屋頭の阿炎にも容赦ない。

「いやぁ、キツイっすね。今日はこれからゆっくり昼寝をします。自分、寝るのが趣味なんで(笑)」

とマイペースを貫く阿炎。こんなところも、相撲界の現代っ子らしい。

阿炎政虎、24歳。埼玉県で過ごした小学生のときから相撲を始め、わんぱく相撲全国大会に出場。中学でも全国大会の個人戦で3位の実績を持つ。流山南高校相撲部で活躍したものの、当初は大相撲の世界に進む意思はなかった。

「子供の頃から相撲を続けていたんですが、相撲自体が好きってわけじゃなかったんです。稽古がキツくて、何度もやめようと思っていたくらい(笑)。高校を卒業したら、親父の仕事(建築業)を手伝うつもりだったんですが、ずっとかわいがっていただいていた錣山親方から『ウチの部屋に来ないか?』と誘ってもらって、やってみる気になったんです」
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