今年9月に控えた自民党総裁選で、「ポスト安倍」の最有力と目されている石破茂衆議院議員。

石破氏は安全保障政策のエキスパートである一方、“鉄ちゃん”としても知られ、『週刊プレイボーイ』本誌でもたびたび熱すぎる鉄道愛を語ってもらった。だが今回、彼に聞くテーマは安全保障や鉄道ではない。ズバリ、経済だ!

経済成長をどう成し遂げる? 消費税はこのまま上げていいの? そして石破氏の経済政策は「アベノミクス」を越える可能性はあるのか!? 直球インタビュー!

■低所得者の賃金上昇が経済成長のカギだ!

―まず、次期総裁選へのお気持ちを聞かせてください。

石破茂(以下、石破) 橋本龍太郎先生があんなに早く亡くなるとは思っていなかった。小渕恵三先生も殉職みたいなもの。総理総裁は全力を尽くす仕事ですから、そりゃあ……在任中に亡くなるか、任を終えてもその後長くは生きられない、と思っています。ひとりの人間としての幸せを考えたらやらないほうがいい、そんな考えもよぎります。

ただ、未来永劫(えいごう)続く政権は存在しない。現政権を支えることと“次”に備えて準備することは、どちらも自民党が国家国民に対して果たしていかなければならない責任です。長いこと国会で働いてきて閣僚や党幹部を務めた経験がある者が、“次”の任に対して「私にはできません」とは言ってはならないでしょう。

―では、早速本題に。石破さんはアベノミクスをどう評価していますか?