<ボルネオ島現地取材>絶滅宣言も出た、幻の「スマトラサイ」に会いにゆく【前編】「野生の個体はジャングルの奥深くにいる!」

つまり現在、野生で生存が確認されているスマトラサイはおらず、辛うじて飼育下で数頭がマレーシア、インドネシアのそれぞれに存在するだけだ。

そんななか、ボルネオ島にあるマレーシアのサバ州で、数年前に親子の足跡が見つかった。星槎大学大学院教育学研究科教授で、マレーシアの環境団体「ボルネオ保全トラスト(BCT)」の創設者でもある坪内俊憲氏が説明する。

「2016年のある日、密猟者が州内のジャングルでサイの親子の足跡が連なっているのを見たという情報を得ました。それまでWWF(世界自然保護基金)などの団体がサイの調査をしていたものの、成体(生殖が可能なくらい発育した個体)の足跡すら見つからない状態だったので非常に驚きました。

子供がいるということは自然繁殖しているということです、捕獲できれば人工繁殖の道も開けるからです」

それから坪内氏はすぐさまサバ州政府の協力を取りつけ、野生のスマトラサイ探しに乗り出す。昨年2月に、サイが出没しそうな場所に自動撮影カメラを設置して、その姿をとらえるプロジェクトがスタート。現在も進行中だ。

今回はその坪内氏らへの同行取材が認められた。足跡が見つかったボルネオ島北東部にある「タビン野生動物保護区」(サバ州)のジャングルを延々と歩くのだ。

これは貴重な機会でもある。というのも、同保護区は東京23区ふたつ分に相当する1225平方kmの広大なエリアだが、ごく一部を除いて人の立ち入りは禁止。そのため自然の宝庫で、植物だけで5000種以上、昆虫と動物を合わせると10万種類を超える種が生息する。


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