<ボルネオ島現地取材>絶滅宣言も出た、幻の「スマトラサイ」に会いにゆく【前編】「野生の個体はジャングルの奥深くにいる!」

途中、別の船で1日早く来て、岩などをどけておいてくれた村人たちと合流し、午後3時前に初日のキャンプ地点となる川岸に船を泊めた。ダガット村から直線距離で約16km。周囲にはゾウや絶滅危惧種のバンテン(ウシの一種)の足跡や糞(ふん)がある。だがサイの足跡はない。

<ボルネオ島現地取材>絶滅宣言も出た、幻の「スマトラサイ」に会いにゆく【前編】「野生の個体はジャングルの奥深くにいる!」

川岸で見かけた3m級の巨大ワニの上陸跡。このくらいの大きさになると平気で人を食べるという。夜はいつ襲われるかと不安になった......

■手首、首裏、脇......。あちこちに吸血ヒル

森の中にはすでに数台の自動撮影カメラを設置していて、早速、電池とメモリーカードの交換作業のためにジャングルへ入った。カメラを仕掛ける場所は、主に森の動物たちが泥浴びに来る「ヌタ場」と呼ばれる大きな水たまり。

しかし、木にくくりつけたはずのカメラはそこにはなかった。石上氏が言う。

「おそらくゾウが外してしまったのでしょう。カメラが気に入らないみたいですね」

<ボルネオ島現地取材>絶滅宣言も出た、幻の「スマトラサイ」に会いにゆく【前編】「野生の個体はジャングルの奥深くにいる!」

サイをはじめ動物たちが泥浴びに来る「ヌタ場」と呼ばれる場所。周囲の木の幹に自動撮影カメラを仕掛け、サイを探し出す

手分けしてカメラを探しているうちに雨が降りだした。熱帯特有のスコールだ。ゲリラ豪雨をさらに激しくしたような雨粒が体に刺さる。それでもみんな、びしょ濡れのままなくなったカメラを探し続ける。サイをとらえるための大切なカメラだが、雨や湿気で仕掛けた半分近くが壊れてしまった。これ以上ひとつも無駄にはできない。


あわせて読みたい

週プレNewsの記事をもっと見る

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース

ライフスタイルニュースアクセスランキング

ライフスタイルランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る
2018年9月1日のライフスタイル記事

キーワード一覧

このカテゴリーについて

生活雑貨、グルメ、DIY、生活に役立つ裏技術を紹介。

通知(Web Push)について

Web Pushは、エキサイトニュースを開いていない状態でも、事件事故などの速報ニュースや読まれている芸能トピックなど、関心の高い話題をお届けする機能です。 登録方法や通知を解除する方法はこちら。