「家族構成は、両親と、妹がひとり。休日は4人で買い物に出かけたりご飯を食べに行ったり、仲良しな家族だと思います。私がプロダクションに入ったときもすごく応援してくれました。(自分が)広告や雑誌に載ったりするとすぐに買ってきて喜んでくれるので、私もうれしいです」
中学・高校の6年間は茶道部。趣味はアニメやマンガを見ること。先月に第3期が終了し第4期の放送も決定した『僕のヒーローアカデミア』は自宅で妹と肩を並べて見ていたし、『ジャンプSQ.』で連載中の『テニスの王子様』は、前シリーズからコミックスを全巻そろえているほどの筋金入りのファンである。
無邪気な笑顔は、一見するとどこにでもいそうな20歳の女のコだ。だが、カメラの前に立つとその印象は変わる。「美少女」という言葉を思い浮かべたとして、そのイメージをそのまま具現化したような正統性と、それでも具現化しきれない、絵にも描けないような透明感ーーそれが、今の彼女の武器なのだと思う。
そんな新條が、カメラの前に立つときに必ず意識することがひとつある。
「笑えないときは、笑わなくていいって。初めてヤンジャンで細居さんが撮ってくださったときに、そう教わって。その言葉がすごく自分の中に残っていて。フリーでやっていた頃は、カメラを向けられると反射的に笑おうとする癖がついていたから、すごく新鮮で。
今回の撮影でも笑っている写真はたくさんありましたが、誌面を見るとそうじゃないものもたくさん使っていただいていて......少し成長できたかな、身になっているのかな、って思います」