フランス人記者が見る、安田純平氏「自己責任論」の根底にある社会的背景

フランス人記者が見る、安田純平氏「自己責任論」の根底にある社会的背景

「日本では、ジャーナリストがリスクを冒して戦地から得る貴重な情報よりも、日本人が現地で事件や事故に巻き込まれないことが優先される」と語るメスメール氏

3年4ヵ月もの間、シリアで武装勢力に拘束されていたフリージャーナリストの安田純平氏に対し、「自己責任」を問う激しいバッシングが沸き起こった。日本で長らく生活する外国人ジャーナリストの目には、この「自己責任論」はどう見えているのか? 「週プレ外国人記者クラブ」第132回は、フランス「ル・モンド」誌の東京特派員、フィリップ・メスメール氏に聞いた――。

***

──日本政府が渡航自粛を呼びかけていたにもかかわらず、現地に入って拘束された安田さんに対し、「自己責任論」によるバッシングが沸き起こっています。メスメールさんはこうした反応をどのように見ていますか?

メスメール ある程度予想できたことで、特に驚いてはいません。日本で「自己責任論」が最初に沸き起こったのは、2004年にイラクでボランティア活動家ら3人の日本人が人質になったときだったと思いますが、当時と今回では状況が大きく異なります。

2004年のときは自衛隊のイラク派遣問題が絡んでいたという政治的な事情もあり、政治家たちが積極的に言及して自己責任論を広めていた。それに対し今回は、より単純な「フリージャーナリストが海外で人質となった」事件であり、自己責任論は政府からというより、日本社会の中から沸き起こり、拡散しているように見えます。

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「フランス人記者が見る、安田純平氏「自己責任論」の根底にある社会的背景」の みんなの反応 138
  • 匿名さん 通報

    自己責任は大人の掟

    105
  • 匿名さん 通報

    日本人はもうおまえに騙されませんwww

    47
  • 匿名さん 通報

    フランス人がリベラルとでも?極左じゃん。

    44
  • 匿名さん 通報

    フランスが日本の問題を批評するのは、相変わらずの見下した態度。逆に、日本人がフランスの問題に口を挟んだら、激怒する。フランスで、日本人を馬鹿にした人が、一部いたのは事実。イエローピープル舐めてる。

    32
  • 匿名さん 通報

    え、安田純平さんが叩かれてるのって、自己責任で叩かれているの。それより、ビジネス人質とか誘拐保険詐欺とかで叩かれてるのかなと思ってたわ。どのみち公安が調べているらしいから結果待ちだね。

    24
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