「給料改革」なしの安易な外国人労働者受け入れが、日本人の賃金を安くする!

「給料改革」なしの安易な外国人労働者受け入れが、日本人の賃金を安くする!

『週刊プレイボーイ』でコラム「古賀政経塾!!」を連載中の経済産業省元幹部官僚・古賀茂明氏が、外国人労働者受け入れと同時に着手すべき、「賃金改革」の必要性を説く。

* * *

4月1日から、いよいよ外国人労働者の受け入れ拡大が始まった。その数は今後5年間で最大34万人に上る見込みだ。

少子高齢化もあって、日本は今どこも人手不足だ。その穴を外国人労働者が埋めてくれるならと、受け入れ賛成派がじりじりと増えているようだ。

ただ、これで労働力不足が緩和されると喜んでばかりもいられない。受け入れと同時に、賃金改革にも着手しないとしっぺ返しを食らうことになりかねないからだ。

外国人労働者の新たな受け入れ分野は介護や建設業、農漁業など14業種で、いずれも給与水準が低い業種だ。本来はこうした業種の生産性を引き上げ、働く人に高給を保証することで人手不足を解消するのが筋だ。

しかし、賃金上昇を嫌う政府と財界は、低賃金の外国人労働者を受け入れることで当面をしのごうとしている。この姿勢がリスクを呼ぶ。なぜか?

受け入れにあたっては、政府は企業側に外国人労働者の給与を日本人と同水準にすることを義務づけるとしている。受け入れ14業種もこのところの人手不足を背景に、賃金水準は上昇気味だ。

だが、それでも日本の最低賃金水準は先進国の中ではかなり低めであるし、今年の賃上げは昨年を下回る可能性すら出ている。そんななかで大量の外国人労働者を受け入れれば、むしろ日本人の給与を安めに張りつけようとする傾向が強くなるのではないだろうか。


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「「給料改革」なしの安易な外国人労働者受け入れが、日本人の賃金を安くする!」の みんなの反応 1
  • 匿名さん 通報

    今の官僚や政治家の姿を見せつけられると東大や京大のエリートは避けるね。官僚や公務員に外国人を入れたら忖度や変な風習が無くなり効率化になるのでは?

    0
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