炎上しつつ全国拡大上映中のドキュメンタリー映画『主戦場』監督と戦史研究家が対談。慰安婦問題「あった/なかった」論争はなぜ収拾がつかないのか?

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――『主戦場』は、「なかった派」の主張を、「あった派」の歴史学者らが史実を示して否定するというシーンが目立ちます。そのせいか、「なかった派」の出演者からは激しい批判が巻き起こっています。 

弁護士・タレントのケント・ギルバート氏は雑誌『正論』6月号で、「当初は『慰安婦問題をめぐってバランスの取れた映画を作る』との約束でしたが、裏切られた」「この映画は前半から、私や櫻井よしこ先生、杉田水脈(みお)先生らを並べて、"REVISIONIST(歴史修正主義者)"と有無を言わせずレッテルを貼るなど、原始的なプロパガンダの手法を使っているひどい映画」などと書き、取材方法や編集方法がフェアではない、と批判しています。

デザキ 私はこの映画をフェアに作ったと思っています。彼らの主張のすべてを、できる限り入れているからです。あまり多くの論点を詰め込むと、映画は長く退屈なものになりますが、そうすることが重要だと思ったのです。ただし、対立する双方の意見をフェアな形で見せた上で、約3年の取材をとおして得た私の「結論」を添えました。その結論が気に入らなかったから、彼らは「フェアじゃない」と言うのでしょう。

ギルバート氏らに「歴史修正主義者」のレッテルを貼ったという批判については、私は映画の中で「彼らは歴史修正主義者として知られている」という表現を使っています。従軍慰安婦の実態は「性奴隷」だった――それは世界的な共通認識です。彼らが歴史修正主義者と呼ばれるのは、そういった歴史認識を変えようと積極的に働きかけているからです。


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