「価値」と「リスク」で有力政治家を分類。ニュースからはわからない自民党の「今」が見えた

そうしたリスクに対して、「個人化」というのは「基本的には自分でやってくださいね」という自己責任型の考え方です。その場合、税金はそんなに取らないけれど、サービスはあまりしませんよという「小さな政府型」になっていきます。

逆に「社会化」というのは、個人のリスクを社会全体で分散してカバーしましょうという考え方です。税金はある程度必要になるけど、その代わり社会保障などのセーフティネットを強化しましょうということで「大きな政府型」といえます。

政治家の基本的なスタンスを理解する上で、その人がリスクの個人化を志向するのか、あるいはリスクの社会化を志向するのかは、ひとつの重要な指標になると思います。

──もうひとつの「価値」に関する基準とは?

中島 政治は「価値観」に関わる仕事でもあります。例えば、「選択的夫婦別姓は是か非か」とか「LGBT」の権利をどうするのか、ほかに先の戦争の責任問題や憲法問題の一部も、これらは皆お金じゃなくて価値観の問題ですよね。

こうした問題を、僕は「リベラル」対「パターナル」という対立軸で考えます。ここで言うリベラルというのは、「相手が自分と異なる思想や政治的、宗教的な信条を持っていても、お互いそれを認め合いましょう」という、多様性を認める寛容な価値観だと考えてください。

そして、このリベラルと反対の価値観を、保守ではなく「パターナル」としているのが、この本の重要なポイントです。

パターナルは「父権的」とも訳されます。家庭内で強い力を持ってる父親が、特定の価値観を家族に強いる......といったリベラルの寛容さと対立する権力のあり方なんですね。


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「「価値」と「リスク」で有力政治家を分類。ニュースからはわからない自民党の「今」が見えた」の みんなの反応 3
  • 匿名さん 通報

    バラマキばかりやってる安倍がそこの位置か?

    0
  • 匿名さん 通報

    7月16日09:29様、安倍のバラマキはバラマきであって再配分ではないのでは? マッピングの視点は興味深い。

    0
  • 匿名さん 通報

    リスクは逆から読めばクスリ。確か現職の政治家でいたよね、薬物疑惑のある人が。名前なんだっけかな、某足立康史だったような違うような。でも誰なんだろう、ほんと誰か気になります。

    0
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