「価値」と「リスク」で有力政治家を分類。ニュースからはわからない自民党の「今」が見えた

政治家が価値の問題を扱う以上、その人の価値観がリベラルなのか、それともパターナルなのかという違いは、大きな意味を持ちます。

「右か左か」とか、「タカ派かハト派か」とか、そういうこれまでの分類が意味をなさなくなってきた今、このふたつの基準を軸にして政治家や政党を見てみませんかというのが、この本で示したかったことです。

──今回、ふたつの基準を用いて自民党の有力政治家9人をマッピングすることで、何が見えてきましたか?

中島 彼らをマトリクスの図表に当てはめていくと、現在の自民党は安倍首相を中心に、価値観がパターナルでリスクの個人化を志向するⅣゾーンに分類される「日本版ネオコン」が急激に増えている一方で、野田聖子さんのようなリベラル×リスクの社会化を志向する人も、次期首相候補のひとりとして生き残っていることがわかります。

あるいは、世間では憲法9条の改正論や安全保障に強いタカ派というイメージの石破茂さんは、強烈な自己責任論者である一方、価値観については非常に柔軟ですし、彼の自己責任論は国家の自立というのを重視しているので「日米安保べったり」や「日米地位協定」のあり方にも否定的だったりする。

また、自民党総務会長の加藤勝信さんは比較的リスクの社会化を志向しています。安倍一強が続く今の自民党にも、辛うじて多様性が残されていると確認できたのは興味深い発見でした。

他方で、"宏池会のプリンス"と呼ばれ、ハト派というイメージがあった岸田文雄さんの言葉を分析してみると、リスクでも価値観でも明確な立場が見えてきませんでした。その時々の権力者にうまく合わせているだけで、端的に言うと骨がない。


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「「価値」と「リスク」で有力政治家を分類。ニュースからはわからない自民党の「今」が見えた」の みんなの反応 3
  • 匿名さん 通報

    バラマキばかりやってる安倍がそこの位置か?

    0
  • 匿名さん 通報

    7月16日09:29様、安倍のバラマキはバラマきであって再配分ではないのでは? マッピングの視点は興味深い。

    0
  • 匿名さん 通報

    リスクは逆から読めばクスリ。確か現職の政治家でいたよね、薬物疑惑のある人が。名前なんだっけかな、某足立康史だったような違うような。でも誰なんだろう、ほんと誰か気になります。

    0
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