ガンダム40周年。富野由悠季監督が劇場版『Gのレコンギスタ』を語る「"脱ガンダム"のつもりが、"ガンダムの呪縛"に囚われていた」

だから自信を持って「メカ(ガンプラなど)を売るためのアニメじゃない」って言い方ができるから、それはうれしい仕事。

――劇場版ではどういった部分にこだわっていますか?

富野 テレビ版で決定的に欠けていた部分を手直ししてますね。例えば、軌道エレベータ(キャピタル・タワー)には144個の「ナット」という駅のような設備があって、それはいわばひとつひとつが違う街なんですよ。

なのにテレビ版では、外観も中の景色もみんな同じように描いてしまった。まあ通俗的なSF設定で考えれば、宇宙開発においてそういう設備は画一的なデザインにするほうがリアルだけど、でも映画的に考えたらどの場所(ナット)にいるかわからなかったのは大失敗。今回はその描き分けにはこだわりました。

――テレビ版では、そこを妥協してしまっていた?

富野 いや、妥協してたわけじゃない。まったく気づいてなかったの。なまじSFを知っているから、宇宙開発のリアル志向っていう固定観念に囚(とら)われすぎちゃったんだね。

逆にリアリティにこだわった部分で、でもやっぱりそれも映画的に大事だなというところがあって、それがG-セルフ(主役MS[モビルスーツ])の目。目の奥のカメラレンズが光る表現を全編で追加してます。

――今までのガンダムでも目全体が光る演出は多々ありましたが、今回のG-セルフは目の中の丸いレンズが光る演出がされていて、人間の瞳のようにも見えますよね。

富野 1分の1スケールのガンダム立像をお台場で見たときに、目の中の丸いレンズが光るようにしてあって、実物のあれを見ちゃったら、もうアニメでも中のレンズが光るようにしないと絶対許されないと思ってね。


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  • おはぎ 通報

    ガンダムといえば。。。Gポータントがサイサイみたい。私はプラモ京志郎が好き。ガンダムは好きな作品はGアームズかな。SDの。今では販売物から削除されてるけど。。

    0
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2019年11月29日のライフスタイル記事

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